いつもいつも同じ毎日が流れる。 とりあえず,疲れるよなぁ人生ってさ、 親はもっと強くなれとか,勉強できるようになれとか, でもなぁ両親の言うような良い人間になれる訳がないのさ。 なんでかって?そりゃ当然さ,『鳶が鷹を生む』じゃなくて『鳶は鳶を生む』 これが普通なのさ,だろ? まぁ、でも結局『鷹は鷹』『鳶は鳶』なんだよな。 なんと言おうが,どんなに抗おうがその結末は変えらんねぇよ。 仮に俺の先祖が総理大臣だとしても, 俺が総理大臣に絶対になれるってことはネェだろ? 親が思うような人間ってのは幻想にすぎない。 「頭が悪いんだから」ってそりゃ血筋だから仕方ネェよ。 もしもあんたたちがどんなに頭が良かったとしても, 良い血筋は受け継がれず,悪い血筋はドンドン受け継がれるんだよ。 人間なんて所詮そんなもんさ。 大体言われなくても頭が悪い事くらいは分かっているさ, 自分自身で頭が悪いと感じられるくらい馬鹿って事なのかな。 とりあえず、無駄な励ましが一番腹が立つんだよ分かる? 「お前はやればできる!」とか「元々頭が悪くないんだから・・・・」 なーんて、勝手な推測はやめてくれよ。 そりゃやれば誰だってできるさ,逆にやらなければできないんだよ。 やんないでできる奴なんてイネェよ,天才と呼ばれる人間だって, 初めてやった事は一、二回は失敗するだろうよ。 それが人間なんだ。しゃあねぇだろうよ。 だから俺は希望とやらを断ち切った。 こんなつまんねぇ運命を辿るよりは、一人で寂しく過ごす方が良いからな。 俺は一生孤独で生きるのが良いんだよ。 でもよ、そんな中でお前らが来たんだよなぁ。 馬鹿みたいに正直なお前らに俺の心は、 震度7強ぐらいの地震の揺れごとく動いたんだよ。 初めは信じる事なんざできなかったんだよな。 人間裏切り,裏切られるのがオチだからさ。 でも、お前らは嘘をつかなかった。 俺の仲間,『友達』である事にさ。 だから俺は賭けたんだよ。そんなお前らにな。 お前らが裏切らねぇなら,俺も人を裏切り絶望させる事をやめるってな。 そう簡単に守れる事じゃねぇけどよ、 俺とお前らの賭け。どうだかなぁ。 でもこのギャンブルに勝ち負けなんざねぇよ。 法律を破るか破らないかみたいなもんだからな, さぁ、始めようぜ永遠のギャンブル。 『絆』って名の金をかけてな!
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